そうだ、京都へ行こう。
京都は暑かった。
汗がナイアガラの滝のように流れ、伝説の抹茶アイスなど一瞬で溶けてしまいそうなほど。
しかし、京都の電車の中は涼しかった、なぜなら扇風機がガンガンまわっていたから。
電子ちゃんに、「電気は大切にね」と怒られそうなほど。
でも電子ちゃんって東京電力のキャラクターだよね。
京都で電子ちゃんっていったら通じるのかな?
何を隠そうわたしは電子ちゃん大好きでして、中学時代にもらった電子シャーペンをいまだに大切に持っているという…。
9月13日の続き
夜です。
夜行性な私にとっての、ゴールデンタイム。
夜食用にゼリーも買って、テレビの前にスタンバイ。
京都に着てまでスマスマ見るか? もちろん見た。
面白い番組も終わり、夜は更けます。
なぜか話題は受験期の自分、そして大学の話へ。
たまりたまっていた鬱憤をぶちかまし、答えの出ない論議も友達がいればこそ楽しいものです。
将来を考えて、簿記を受けることになった私ですが、
自分の通っている学部の就職率はなんと50%…昼メロの中で夫の浮気を知った妻と同じくらいのショックを受けました。
ま、だいたい想像はついてたけどね、という諦めの反応すら昼メロの奥さんと一緒です。
これからはリベンジです。夫に食べさせる毒入りのパイを焼いてきます。
明日の朝は早い。
というか、まわるところがたくさんなので、今宵はこれぐらいに、とお開きになりました。
午前3時ごろだったでしょうか。
私は物足りない気持ちをt子にぶつけつつ、布団に入りました。
ちなみにゼリーは2分くらいで完食。ごちそうさまでした。
9月14日
朝食の席でのこと。
昨日のブリ子を退治したおばちゃんとは違う、耳の大きな美人さんが、私たちのテーブルに近寄ってきてこう言いました。
「昨日はえらく恐ろしい体験をしなさったそうで、申し訳ありません。大丈夫でしたか…」
一瞬息が詰まりそうになりました。
だって、昨夜私たちは決して静か、とは言えないくらい盛り上がって騒いでいた…
つまり、後ろめたい私には、「昨日はえらく恐ろしい騒ぎでしたなぁ、うるさいって苦情きてますよ」と聞こえたのです。
部屋変えてくれるみたいなので、素直に喜びました。
別に昨日のうちに変えてくれてもよかったんだけどね。
心の中で思うだけにしときました。
さあ、一日中京都を堪能する二日目の始まりです。
はりきっていこうとしましたが、睡眠不足には勝てなかった…。
しょっぱなに、鴨川神社へと参りましたが、
途中のバスでは全員爆睡でした。
ところで、京都のバスは怖い。
何回窓に頭ぶつけたか。
窓は硬いので、ばややの頭を枕にしました。
ばややに肩を貸してあげる優しい好意の裏には、こんな悪意があったんですね。
続く…
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